尿酸値が高い、と言われたら知っておきたいこと



日常注意するポイント

 

 

ここまで尿酸値について述べてきましたが、高くなってしまった尿酸値を、どうやって下げたらいいでのしょうか?

 

まずは、薬以外の方法、自分でできるアプローチを実践しましょう。最初はやはり肥満の解消です。肥満だから高尿酸血症になるというわけではありませんが、肥満の人は間違いなく高尿酸血症になる確率が高くなります。従って、肥満の人はまず痩せることからはじめてください。痩せるだけで尿酸値が下がる場合が非常に多くなります。

 

食事の満足度を低下せずに摂取カロリーを下げる方法があります。外食時は、肉だけではなく、野菜がたくさん入ったメニューを混ぜること。つまり、かつ丼、ラーメンのような一品料理は避けて、小鉢などがある品数が多い定食を選ぶ方がいいでしょう。

 

お酒を飲む場合は、おつまみをあっさり系にします。カロリーの低い海藻類、こんにゃくなどがお勧めです。まや、偏食を避けて、多品目を少量、ゆっくり噛んで、食べるようにしましょう。

 

ちなみに、プリン体は尿酸の原料であり、昔は厳しく規制されていましたが、最近は厳しいプリン体制限は行われていません。それは食事から体内に取り込まれるプリン体量は少ないからです。

 

それよりもアルコール飲料を控えることの方が重要です。一気飲みや、大量には飲まないこと、そして休肝日を設けるようにしましょう。積極的に水分を摂取することもポイントです。

 

次は軽い運動を行うことです。お勧めはウォ-キングなどの有酸素運動で、それは尿酸値を上げないからです。痛風の人に多い高血圧などの合併症改善にも有効です。最後は精神的ストレスの緩和です。意識してのんびりゆっくりする時間をつくり、ストレス対策にしましょう。